闘うプログラマーを読んだ

こないだの土日で読みました。

 

自分とは次元の違う頭が良さそうな方々が何百人も

プログラミングというお仕事に4年以上もかかりきりになって、

OSであるウインドウズNTをなんとかリリースにこぎつけるという泥臭い話です。

 

パソコンでは起動しているアプリケーションがそれぞれ独立していて、たとえどれか一つののアプリケーションが落ちてもOS自体はもちろん落ちないし、他のアプリケーションに影響を与えないし、データが消えたりしない。けどそれらのことを担保するためにOS側ですごい努力がなされているんだなぁと。パフォーマンスも考慮しないといけないし、セキュリティも考えないといけない。しかもその開発の裏側がものすごい人数に対するインタビューで非常に分かりやすく書かれてました。

  

印象に残ったシーンはグラフィック部分に使うプログラミング言語にCを使うかC++を使うか?という議論するシーンがあったりして、とか今も昔もプログラミング言語の選択って難しい検討事項になっていたんだなぁと。

 

プロジェクトを引っ張る主人公のデビット・カトラーはものすごく怖くて、

しょうもないコードを書いたプログラマに罵言雑言を浴びせたりして、

自分は絶対に一緒に仕事したくないなと思ったけど、

仕事への情熱やプロジェクトを進めていくための実装能力はすさまじく

部下から尊敬されてもいる。こんな人が実在するんだなぁと。

 

自分がプログラマという職業だとはいえ、読んでて面白かったです。

かつて流行ったドラマのプロジェクトXが好きな人は特に気にいると思う。